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子どもをネット犯罪の加害者にさせないために

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    • ブログ2024.03.16

      子どもがスマホを利用するということは様々な危険が伴う、ということはこのシリーズの最初のブログでも書いたのですが、子どもが巻き込まれる様々な危険は被害者だけでなく、時としてそのつもりがなくとも加害者側になってしまうこともある、ということを知っておいていただきたいです。

      前回のブログはこちら↓

      スマホ利用における依存の問題について考えてみます

      お子さんをネット犯罪から守りたいと多くの親御さんは思っていると思います。それは被害者はもちろん、加害者にもさせたくないですよね。加害者といっても恐らく多くの子どもたちは「してはいけないこと」と知らずに投稿した内容が問題になって、誹謗中傷や炎上してしまうというケースがあります。例えば、

      友達の顔写真や名前などの個人情報を掲載してしまった→顔や名前、住所や学校名、生年月日などその人が特定されやすい情報の数々を「個人情報」と呼びますが、人はみんなこの「個人情報」を勝手にさらされない(公にされない)権利をもっています。それなので他人の個人情報を勝手に掲載することはルール違反です。更に個人情報がネット上に掲載されるデメリットとして、それを悪用する第三者がいるということです。SNS上にその顔写真と名前を使って架空のアカウントを作ったり、子どもの場合は「デジタル誘拐」といって、赤の他人が自分の子どもや孫と偽って自分のSNSにアップする。という事例もあります。個人情報から住所まで特定されると本当の誘拐事件に発展する恐れもあります。そして一度アップした写真や情報は誰がコピーをしているかわからないので、そうなってしまうと完全な消去ができなくなります。

      決まりは縛るためではなく守るために

      この例に挙げた問題を未然に防ぐには、個人情報が何を指すのか、そしてその個人情報がネットにでるとどんな問題があるのかを子どもたち自身が知っているだけで防げると思います。

      ネットトラブルの加害者にならないためにできることとは、一番の対策は社会のルールを身につけることです。何がしてはいけないことなのかを何となくの判断ではなくきちんとした知識として備えることが大切です。また誤解を生むような文章もコミュニケーション力の低さからくるものであり、子どものうちからネットを使うには練習が必要ですね。

      次回、このコミュニケーション力の具体的な養い方をご紹介したいと思います。そのために特別なことをするという訳ではなく日常生活を送る中で少し意識をしてもらうだけでできるよう、ポイントをお伝えしていきたいと思います。

      親御さんの負担を極力減らせるように、でもお子さんのネットトラブルは未然に防げるように、という考えでやっています。



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