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SNS利用のルール

SNSとは?about sns

SNS利用のルールについて

SNSとは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。
友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったり、近隣地域の住民が集まったりと、ある程度閉ざされた世界にすることで、密接な利用者間のコミュニケーションを可能にしています。
(総務省国民のための情報セキュリティサイトより)

ソーシャル=社会的な、ネットワーキング=繋がり(を提供する)サービス
ということです。「コミュニケーションができるインターネット上の場所
というとイメージしやすいでしょうか?

SNSでできること

SNSでできること

1、自分のサイトを作成できる
名前や住所、出身校、趣味、そして顔写真など個人情報を掲載ができます。

2、自分の書いた文章をネット上に公開する

3、コメントやいいねを付ける

4、グループを作る
共通の趣味や目的を持った人たちとグループを作ることができます。

5、ネット上で個人間のメッセージが送れる
例えばTwitterは連絡先を知らなくても、DM(ディーエム)というものを使って個人間で直接やりとりができます。

6、友達の友達とつながることも
SNSでは友達のことをフォロワーと呼びますが(LINEでは友だち)フォロワーのリストが第三者にも公開されることがSNSの特徴です。
この機能のおかげで友達の友達と繋がりやすくなっていて、効率的に人脈を広げることが可能です。

代表的なSNS

LINE、YouTube、Twitter、Instagramが主流といえるでしょう。
その他、TicTokも10代の若者に人気です。逆に30~40代の主流であるFacebookは10代の利用率は低くなっています。

1、LINE
LINEは若年層から年配層までの幅広いスマホユーザーが利用しているSNSアプリです。
トークだけでなく、音声通話、ビデオ通話も通話料が掛からないという手軽さがあります。
家族や友人といった比較的親しい間柄でのコミュニケーションに利用されています。
また、複数人でのトークに便利なグループチャット・グループ通話という機能があり、現代のコミュニケーションツールの主流となっています。

2、Twitter
Twitterは10代・20代の若年層の間で特に流行っているSNSで、ツイート(つぶやき)と呼ばれる140文字の短文を投稿することで気軽にできるコミュニケーションサービスです。
他人のつぶやきをコピー・転載できるリツイートという機能、そしてそれを拡散するという特徴を持っています。

3、Instagram
インスタグラムは通称インスタとも呼ばれる写真を中心としたSNSです。
オシャレで見栄えの良い「インスタ映え」という言葉は企業の経営戦略として意識するほどです。

これらのSNSで多くのフォロワーを集め、社会に強い影響力を及ぼす人を「インフルエンサー」といいます。
例えばYouTubeで多くのチャンネル登録者数を集めるYouTuberもインフルエンサーといえます。
YouTuber(などのネット配信者)は小学生男子の将来つきたい職業ランキング1位という調査結果もあります。(学研小学生白書2019年8月調査)
この結果からもSNSとは十分な注意と知識をもちながら、上手に付き合っていきたいものですね。

便利な反面…

SNSは、とても身近で便利なコミュニケーション手段であると思います。
一方で、最近ではSNS上のいじめ問題、アカウントの不正利用や、友達同士の空間であるという安心感を利用した詐欺や犯罪、ウイルスの被害に遭うなどの事例が発生しています。
そういった危険性を知った上で、注意をしながら利用することが必要なのではないでしょうか。
また、友達同士のコミュニケーションを目的としてSNSを利用している場合であっても、プライバシー設定の不十分さや友達から引用されることなどにより、書きこんだ情報が思わぬ形で拡散する危険性もあります。
友達間限定のつもりで公開しても、インターネット上に情報が公開されているのです。
どこから拡散するかわかりません。
拡散される可能性があるということを念頭に、書き込む内容には十分注意をしながら利用することが大切なのではないでしょうか。

子どもが巻き込まれるSNSいじめ

SNSトラブルは多岐に渡り、犯罪や刑事事件として取り扱われるものもありますが、
子どもたちにとって一番身近なトラブルとしては「SNSいじめ」が多いのではないでしょうか。

例えばスマホをもち始めたばかりの小学生も、LINEで連絡をとりあっています。
まだコミュニケーション能力の未熟な小学生が文章だけ、しかもSNSでは短い文章が主流なのでその短い文章から相手の真意を読み取ることは難しく、逆に相手に伝えるときも誤解がないようにすることは困難といえそうです。

事例

1【誤解からトラブルに発展】
LINEで「これって面白くない?」と送るつもりだったところ「これって面白くない」と送ると真逆の意味になりますよね。ここから友達の反感をかい、トラブルに発展することがあります。
対面での会話なら問題にならなかったのだと思います。
でもLINEではこの些細なミスでLINEいじめになる可能性があります。

2【想像力が及ばないために…】 LINEの返信が遅いと相手にイライラされたり、既読になったのに返信がないとまたイライラ(既読スルー)。
そんな状況で、LINEのやりとりを続けていればトラブルに発展することは、想像がつきます。
まだ相手の状況を思いやる想像力もなく、言葉もストレートな言い回ししかでないのも、状況を悪化させてしまう要因ではないでしょうか。

3【ゲームに参加しないと無視されてしまう】
「20時に○○のオンラインゲーム集合」と約束をして集まれなかった子を無視する。
男の子に非常に多いケースです。
またオンラインゲーム中にリアルタイムで友達と会話をしながらプレイできるゲームがありますが、普段より言葉遣いが荒くなる子が多い印象です。

SNSトラブルの対策とは

ゲーム依存にさせないことに重点をおいたルール

SNSトラブルの多くは個人情報の流出や、ネット上の不適切発言や誹謗中傷、社会のルールから外れたことによる違法性をもったものです。
そうなってしまうと警察や専門家、学校に相談しないと解決は難しいかもしれません。
しかし事例のようなケースであればまだ家庭で対応できることはあるはずです。
その危険度で分けると

危険度高 実際にネット上で被害を受けて(加害者となってしまっている場合もあります)すぐに対応が必要
→警察や専門家、場合によっては弁護士に相談をして早急に対応をしてもらう。

危険度中 個人情報をネット上に掲載したことにより、SNSのトラブルで子どもが苦しんでいる
→学校や専門家に相談をして対応してもらう。

危険度低 上記事例のようなケースや、SNSを利用することで嫌な気持ちになっている子どもがいる
日ごろの親子間のコミュニケーションがあれば対応次第で解決することも可能です。

どのようにコミュニケーションをとるかというと、LINEの場合では、
・友達とやり取りをする前に、まずは親子でLINEをしてみる。
実践する機会を事前に用意することが大切です。
・友達間のやりとりも、当面の間は子どもの発言を、親が把握できるよう近くで見守る環境にしておく。
その状態が「当たり前」としておくことが大切です。

このようなコミュニケーションができていれば、友達間のやりとりでアドバイスをしたり、時にはSNSと少し距離をとらせることで解決できるものもあるかもしれません。

また、危険度高や危険度中の状態にならないためにも、事前にできることがあります。
SNSとの付き合い方をルールによって定めることが大切です。
説明書やガイドラインがついているわけではないですが、何がいけないかということを把握しないとどんなことで違法性を帯びるのか、法教育によって社会のルールを身につけることが対策として有効ではないでしょうか。
そして、もしもの時にはすぐに相談ができる親子のコミュニケーション、環境づくりができていると被害も最小限にとどめることができるのではないかと思います。
当窓口ではそういった体制面のバックアップやご相談に対応いたします。

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